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公式大会認可カードについて

seasons_world
十二季節の魔法使い公式大会ルール&公式大会認可カード(Official Tournament authorized cards)

BGAで卓を立てる時のオプションで、公式大会認可カードという設定がありますが、これは十二季節の魔法使いの公式大会を開くために制定されたルールです。BGAでプレイする分には使用されるカードがいつもと違う、というだけですので手っ取り早く使用されるカードだけ知りたいという方はここでカード紹介まで移動します


大会説明

the 12 Seasons Tournament – World Series 2014というものが行われていました。発売元のLibelludが関わる、恐らく初?のSeasons(十二季節の魔法使い)の世界的な大会です。大会の流れは以下の3ステップ。

1.Qualifications
各地の登録された(申請があった)場所にて、8人以上によるトーナメントを行う。各地での上位者(参加者8人につき1人進出できる)が次のNational stepsに進む。
申請はショップ、何らかのゲームの集まり、イベントなどの単位からできる。

2. National steps
Qualificationsで選出された人によるトーナメントをBGAで行う。

3. International Final
National stepsの上位者でトーナメントをBGAで行う。

十二季節の魔法使い(Seasons) • World Series 2014 International finalの各試合、結果は下のリンクから見ることができます。
http://ja.boardgamearena.com/#!tournament?id=1752

大会運営やゲーム進行のルールは以下のとおり。
*運営に関わるもの*
・8人以上によるスイスドロー形式
・大会は無料で、皆に開かれたものである必要がある
・参加資格は2つ、18歳以上であること、拡張も含めてルールを知っていること
・特製のSeasonsセット、説明書、大会使用カードリスト、ポスター、Tシャツ等のグッズ貸出ができる
↓貸し出しできるグッズ↓
tournamet_goods
(参加賞として絵柄が変わった風の精霊が貰えるらしい)

*ゲーム進行に関わるもの*
・2人卓による試合のみ
・1試合の制限時間は40分で、アクション中であっても40分過ぎた時点で終了
・全拡張から選ばれた50種100枚を使用する
・基本セットのルールを適用する(エンチャントカードや運命のダイスは使用しない)

より詳細に知りたい場合はこちらをどうぞ。
http://www.filofilo.com/en/news-details.php?id=438

Libellud公式サイトでも大会ルールやカードリストは載せてありますが全部フランス語です、フランス語が読める方はこちらでも。公式ページはフランス語と英語に切り替えられるんですが、英語の状態だとトーナメントの資料が用意されてないのか見つかりません。
http://www.libellud.com/jeux/12-seasons-tournament#tabs-3



さて、大会説明が長くなりましたがここからは事前に決められたカードリストの説明です。現在は全拡張(魅ノ国+運命の行方+プロモ3種)を入れると94種188枚でプレイすることができます。

で、公式大会認可カードは50種100枚でプレイすることになります。とりあえず画像をペタリ。
cardlist_officialtournament

文字で羅列しますと
*基本セット26種*
火のアミュレット、水のアミュレット、春の杖、時のブーツ、イオの財布、聖杯、信心深きサイラス、強欲のフィグリム、女預言者ナリア、物乞いの角笛、悪意のダイス、首長のアムサグ、魔法の秘本、ラグフィールドの兜、灰顔のルイス、命の薬、壮大の錫杖、ヤンの忘れられた壺、精霊のアミュレット、アルカノ蛭、吸血の王冠、竜の頭蓋骨、アルゴスの悪魔、風の精霊、アルスの呪われた書、季節の鏡
*魅ノ国12種*
アルゴスの心臓、豊穣の角笛、イオリスの像、再生の玉座、復活の薬、古代の宝石、時のアミュレット、不思議な望遠鏡、アルゴスの鷹、強奪者のカラス、アルゴスの監視者、ハシリドコロのネズミ
*運命の行方12種*
古代の薬、コロフの目盛盤、冬の杖、墓場のアミュレット、エストリアの竪琴、時の指輪、アルスのミミック、ウルムの魂の牢獄、ラグフィールドの従者、アルゴスの絡みつく雑草、イオの手先、狡猾なハシリドコロ

で合計50種となります。

運命の手や壊死のクリス、泥棒フェアリー、メソディーのランプといった明らかな強カードがことごとく除けられています。毎ラウンド点数を増やす&減らすカードもほぼなく、豊穣の角笛と悪意のダイスのみです。相手の点数をごりごり減らすカードはないので、序盤から全力でクリスタル点数を稼いで問題ありません。ルーン方体やクシディットのランプもないので、聖杯で高得点(40点近く)を出そうとするなら序盤のアルカノ蛭や後半での壮大の錫杖などかなり限られます。忘れられた壺または豊穣の角笛+物乞いor心臓コンボが安定して高得点を出しやすいです。

では個人的なドラフト優先度を紹介します。組み合わせに関してはこの組み合わせが取れるなら取りたいということです。相手がこの組み合わせで取ることがないようにも注意。
太字のはそのランクの中で特に優秀なものです。とはいえ個人的な好み、その場その場で評価は変わるので参考程度にどうぞ。


優先度高
*1枚で高得点を出せるカード(1枚で30点以上)
ヤンの忘れられた壺アルカノ蛭春の杖悪意のダイス、壮大の錫杖

*強力な組み合わせ
豊穣の角笛+物乞いの角笛orアルゴスの心臓or季節の鏡
時のブーツ+首長のアムサグ
アルスの呪われた書+首長のアムサグ+アルスのミミック
竜の頭蓋骨+吸血の王冠+墓場の護符
不思議な望遠鏡+吸血の王冠(or精霊、時のアミュレット)
アルゴスの心臓+季節の鏡
吸血の王冠+魔法の秘本

*有用なカード
冬の杖、吸血の王冠、古代の薬、強奪者のカラス、アルゴスの絡みつく雑草物乞いの角笛アルゴスの心臓


優先度高~中
*結構使えて点数になるカード(1枚で15~25点ぐらい)
聖杯時のアミュレット、水のアミュレット、再生の玉座、時の指輪、イオリスの像、魔法の秘本、強欲のフィグリム、信心深きサイラス

*結構使える組み合わせ
古代の宝石+アルゴスの心臓or物乞いの角笛
イオの手先+物乞いの角笛
アルゴスの心臓+エストリアの竪琴
ウルムの魂の牢獄+首長のアムサグ(+信心深きサイラス)
・アルスの呪われた書+ラグフィールドの従者

*結構有用なカード
狡猾なハシリドコロ、不思議な望遠鏡、アルスのミミック、ハシリドコロのネズミ、アルスの呪われた書、季節の鏡、ウルムの魂の牢獄、イオの手先、アルゴスの監視者火のアミュレット精霊のアミュレット、墓場のアミュレット


優先度中
*点数になるが不安定
古代の宝石、ラグフィールドの兜(この2つはイオの手先に注意)

*まあまあ有用
灰顔のルイス、復活の薬、女預言者ナリア、エストリアの竪琴、コロフの目盛盤、竜の頭蓋骨、ラグフィールドの従者、アルゴスの鷹、イオの財布


優先度低
命の薬、アルゴスの悪魔、風の精霊


番外編
*相手に蛭2枚出されない限り勝利確定
・ヤンの忘れられた壺2枚+春の杖+復活の薬2枚


特に注意したい点は
・フェアリーがいない
→悪意のダイス、アルゴスの心臓が止められないのでこの2種は特にドラフト優先度高

・安定して強いカードはヤンの忘れられた壺、アルカノ蛭(雑草で止まるけど)

・マナを安定して生み出すカードが少ないため物乞いの角笛の重要度が上がる。

・ドローは重要だが、強カードが減っているため一発逆転を狙った無理なダイスドローはあまりよくない。吸血の王冠で低マナ(4以下)を引く確率は全拡張使用時とほぼ変わらず20%ぐらい。

・2人戦のみ&イオの手先はある
→古代の宝石、ラグフィールドの兜は強力ですがイオの手先は自分で確保or時のブーツやコロフの目盛盤で最終ラウンドは自分が後手になるよう調整が必要

・イオの手先は全拡張時より優先度高だが、イオの手先を無効化できるカードは多い。

・アルゴスの絡みつく雑草で封じる意味があるのはアルカノ蛭、フィグリム、カラス、イオの手先、アルゴスの鷹、雑草。

・通常の大魔術師50種と比べてマナに余裕が出にくいため、ボーナス変転重ねがけからの大量変転は狙いにくい。が、大体100点後半ぐらい出せれば勝てる事が大半なので、魔法の秘本+吸血の王冠が揃えば十分。王冠を出す前にリザーブのマナ8~10まで貯めてから変転開始できていれば100点近く稼げて大体勝てる。

・その他
公式大会では2人戦のみですが、BGAで普通に対戦する分には公式大会認可カードでの3~4人戦は可能です。


カードコンボ複雑編
特定の状況で刺さるコンボ
ドラフト中盤で余ってるカードで見えたら狙うと良いかもしれません

アルゴスの鷹+アルゴスの鷹+墓場の護符(or復活の薬)
アルゴスの鷹を3回起動して相手の召喚数を3つ破壊する。
イオの手先を相手に回してできたら完璧、召喚数+系のカードが無い場合はそのままゲームを決めかねない破壊力がある。
ヤンの忘れられた壺があるとマナ消費少なく一気に決められる。(壺があれば普通に勝てる場合も多いけど・・・)
終盤まで相手の手札を見極めてから実行しても良いが、召喚数3~4ぐらいの時期に決めるのも強烈。
ドラフトでいつも拒否されてるアルゴスの悪魔も加われば更に輝く素敵なコンボ。
攻撃カードが少なく和気あいあいとした公式大会認可卓の雰囲気をぶち壊す悪魔の鑑。

アルゴスの心臓+季節の鏡or悪意のダイス+魔法の秘本
土マナを溜めて溜めて冬の季節にボーナス変転。
出来ればイオの財布も欲しい。
心臓2枚や財布2枚、冬の杖が揃ってカードを出さずに変転し続けられるなら滅茶苦茶稼げる。
悪意のダイスで起動し続けるならエストリアの竪琴があったほうが召喚数が安定する。

時の指輪+コロフの目盛盤+悪意のダイス
時間調整を好きに出来る組み合わせ。
早く進めたいなら時の指輪で稼ぎ、遅く進めたいなら悪意のダイスで稼ぐ。
悪意のダイスがあれば目が悪いダイスでも経過時間重視で取りにいける。
カード数が相手以下だったり時が進まなかったりのリスクはあるがコロフ+時の指輪はそこそこ稼げる。
 

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7 thoughts on “公式大会認可カードについて

  1. そういえば公式大会認可カードはBGA上で
    古代の薬、コロフの目盛盤、冬の杖、墓場のアミュレット
    の四つは含まれていない?
    記述などは見つけられませんでしたが、引いたことがないので・・・単に運が悪いだけかもしれません。

  2. 公式のカードリストの青の方にちゃんと
    Potion des anciens
    Cadran de colof
    Bâton de l’hiver
    Amulette du tombeau
    ってあるので本来含むことは確かなんですが、BGAの設定ミスも十分考えられるのが怖い所
    ちなみに自分も見たことないです、まだ2回しかプレイしてませんけど

    *追記*
    15卓ほど観戦してたんですがこの4つは出ませんね・・・
    プレイ中のをぱっぱと見てっただけなのでイオの手先も見れませんでしたが、他45種は全部見れました

  3. バグとして報告したところ

    まもなく修正される予定とのことなので
    ミスだったようです。

  4. おお、流石です!
    しかしよく気がつきましたね、記事を書いていながら全然気にしたことがありませんでした・・・

  5. まとめて修正されましたね

    公式大会認可カード4種類追加とカラスのコピーなども
    修正されました

    一応、書いときます。

  6. お、報告ありがとうございます。
    4種追加されるだけでなかなか新鮮な感じがします

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