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公式大会認可カードについて

seasons_world
十二季節の魔法使い公式大会ルール&公式大会認可カード(Official Tournament authorized cards)

BGAで卓を立てる時のオプションで、公式大会認可カードという設定がありますが、これは十二季節の魔法使いの公式大会を開くために制定されたルールです。BGAでプレイする分には使用されるカードがいつもと違う、というだけですので手っ取り早く使用されるカードだけ知りたいという方はここでカード紹介まで移動します


大会説明

the 12 Seasons Tournament – World Series 2014というものが行われていました。発売元のLibelludが関わる、恐らく初?のSeasons(十二季節の魔法使い)の世界的な大会です。大会の流れは以下の3ステップ。

1.Qualifications
各地の登録された(申請があった)場所にて、8人以上によるトーナメントを行う。各地での上位者(参加者8人につき1人進出できる)が次のNational stepsに進む。
申請はショップ、何らかのゲームの集まり、イベントなどの単位からできる。

2. National steps
Qualificationsで選出された人によるトーナメントをBGAで行う。

3. International Final
National stepsの上位者でトーナメントをBGAで行う。

十二季節の魔法使い(Seasons) • World Series 2014 International finalの各試合、結果は下のリンクから見ることができます。
http://ja.boardgamearena.com/#!tournament?id=1752

大会運営やゲーム進行のルールは以下のとおり。
*運営に関わるもの*
・8人以上によるスイスドロー形式
・大会は無料で、皆に開かれたものである必要がある
・参加資格は2つ、18歳以上であること、拡張も含めてルールを知っていること
・特製のSeasonsセット、説明書、大会使用カードリスト、ポスター、Tシャツ等のグッズ貸出ができる
↓貸し出しできるグッズ↓
tournamet_goods
(参加賞として絵柄が変わった風の精霊が貰えるらしい)

*ゲーム進行に関わるもの*
・2人卓による試合のみ
・1試合の制限時間は40分で、アクション中であっても40分過ぎた時点で終了
・全拡張から選ばれた50種100枚を使用する
・基本セットのルールを適用する(エンチャントカードや運命のダイスは使用しない)

より詳細に知りたい場合はこちらをどうぞ。
http://www.filofilo.com/en/news-details.php?id=438

Libellud公式サイトでも大会ルールやカードリストは載せてありますが全部フランス語です、フランス語が読める方はこちらでも。公式ページはフランス語と英語に切り替えられるんですが、英語の状態だとトーナメントの資料が用意されてないのか見つかりません。
http://www.libellud.com/jeux/12-seasons-tournament#tabs-3



さて、大会説明が長くなりましたがここからは事前に決められたカードリストの説明です。現在は全拡張(魅ノ国+運命の行方+プロモ3種)を入れると94種188枚でプレイすることができます。

で、公式大会認可カードは50種100枚でプレイすることになります。とりあえず画像をペタリ。
cardlist_officialtournament

文字で羅列しますと
*基本セット26種*
火のアミュレット、水のアミュレット、春の杖、時のブーツ、イオの財布、聖杯、信心深きサイラス、強欲のフィグリム、女預言者ナリア、物乞いの角笛、悪意のダイス、首長のアムサグ、魔法の秘本、ラグフィールドの兜、灰顔のルイス、命の薬、壮大の錫杖、ヤンの忘れられた壺、精霊のアミュレット、アルカノ蛭、吸血の王冠、竜の頭蓋骨、アルゴスの悪魔、風の精霊、アルスの呪われた書、季節の鏡
*魅ノ国12種*
アルゴスの心臓、豊穣の角笛、イオリスの像、再生の玉座、復活の薬、古代の宝石、時のアミュレット、不思議な望遠鏡、アルゴスの鷹、強奪者のカラス、アルゴスの監視者、ハシリドコロのネズミ
*運命の行方12種*
古代の薬、コロフの目盛盤、冬の杖、墓場のアミュレット、エストリアの竪琴、時の指輪、アルスのミミック、ウルムの魂の牢獄、ラグフィールドの従者、アルゴスの絡みつく雑草、イオの手先、狡猾なハシリドコロ

で合計50種となります。

運命の手や壊死のクリス、泥棒フェアリー、メソディーのランプといった明らかな強カードがことごとく除けられています。毎ラウンド点数を増やす&減らすカードもほぼなく、豊穣の角笛と悪意のダイスのみです。相手の点数をごりごり減らすカードはないので、序盤から全力でクリスタル点数を稼いで問題ありません。ルーン方体やクシディットのランプもないので、聖杯で高得点(40点近く)を出そうとするなら序盤のアルカノ蛭や後半での壮大の錫杖などかなり限られます。忘れられた壺または豊穣の角笛+物乞いor心臓コンボが安定して高得点を出しやすいです。

では個人的なドラフト優先度を紹介します。組み合わせに関してはこの組み合わせが取れるなら取りたいということです。相手がこの組み合わせで取ることがないようにも注意。
太字のはそのランクの中で特に優秀なものです。とはいえ個人的な好み、その場その場で評価は変わるので参考程度にどうぞ。


優先度高
*1枚で高得点を出せるカード(1枚で30点以上)
ヤンの忘れられた壺アルカノ蛭春の杖悪意のダイス、壮大の錫杖

*強力な組み合わせ
豊穣の角笛+物乞いの角笛orアルゴスの心臓or季節の鏡
時のブーツ+首長のアムサグ
アルスの呪われた書+首長のアムサグ+アルスのミミック
竜の頭蓋骨+吸血の王冠+墓場の護符
不思議な望遠鏡+吸血の王冠(or精霊、時のアミュレット)
アルゴスの心臓+季節の鏡
吸血の王冠+魔法の秘本

*有用なカード
冬の杖、吸血の王冠、古代の薬、強奪者のカラス、アルゴスの絡みつく雑草物乞いの角笛アルゴスの心臓


優先度高~中
*結構使えて点数になるカード(1枚で15~25点ぐらい)
聖杯時のアミュレット、水のアミュレット、再生の玉座、時の指輪、イオリスの像、魔法の秘本、強欲のフィグリム、信心深きサイラス

*結構使える組み合わせ
古代の宝石+アルゴスの心臓or物乞いの角笛
イオの手先+物乞いの角笛
アルゴスの心臓+エストリアの竪琴
ウルムの魂の牢獄+首長のアムサグ(+信心深きサイラス)
・アルスの呪われた書+ラグフィールドの従者

*結構有用なカード
狡猾なハシリドコロ、不思議な望遠鏡、アルスのミミック、ハシリドコロのネズミ、アルスの呪われた書、季節の鏡、ウルムの魂の牢獄、イオの手先、アルゴスの監視者火のアミュレット精霊のアミュレット、墓場のアミュレット


優先度中
*点数になるが不安定
古代の宝石、ラグフィールドの兜(この2つはイオの手先に注意)

*まあまあ有用
灰顔のルイス、復活の薬、女預言者ナリア、エストリアの竪琴、コロフの目盛盤、竜の頭蓋骨、ラグフィールドの従者、アルゴスの鷹、イオの財布


優先度低
命の薬、アルゴスの悪魔、風の精霊


番外編
*相手に蛭2枚出されない限り勝利確定
・ヤンの忘れられた壺2枚+春の杖+復活の薬2枚


特に注意したい点は
・フェアリーがいない
→悪意のダイス、アルゴスの心臓が止められないのでこの2種は特にドラフト優先度高

・安定して強いカードはヤンの忘れられた壺、アルカノ蛭(雑草で止まるけど)

・マナを安定して生み出すカードが少ないため物乞いの角笛の重要度が上がる。

・ドローは重要だが、強カードが減っているため一発逆転を狙った無理なダイスドローはあまりよくない。吸血の王冠で低マナ(4以下)を引く確率は全拡張使用時とほぼ変わらず20%ぐらい。

・2人戦のみ&イオの手先はある
→古代の宝石、ラグフィールドの兜は強力ですがイオの手先は自分で確保or時のブーツやコロフの目盛盤で最終ラウンドは自分が後手になるよう調整が必要

・イオの手先は全拡張時より優先度高だが、イオの手先を無効化できるカードは多い。

・アルゴスの絡みつく雑草で封じる意味があるのはアルカノ蛭、フィグリム、カラス、イオの手先、アルゴスの鷹、雑草。

・通常の大魔術師50種と比べてマナに余裕が出にくいため、ボーナス変転重ねがけからの大量変転は狙いにくい。が、大体100点後半ぐらい出せれば勝てる事が大半なので、魔法の秘本+吸血の王冠が揃えば十分。王冠を出す前にリザーブのマナ8~10まで貯めてから変転開始できていれば100点近く稼げて大体勝てる。

・その他
公式大会では2人戦のみですが、BGAで普通に対戦する分には公式大会認可カードでの3~4人戦は可能です。


カードコンボ複雑編
特定の状況で刺さるコンボ
ドラフト中盤で余ってるカードで見えたら狙うと良いかもしれません

アルゴスの鷹+アルゴスの鷹+墓場の護符(or復活の薬)
アルゴスの鷹を3回起動して相手の召喚数を3つ破壊する。
イオの手先を相手に回してできたら完璧、召喚数+系のカードが無い場合はそのままゲームを決めかねない破壊力がある。
ヤンの忘れられた壺があるとマナ消費少なく一気に決められる。(壺があれば普通に勝てる場合も多いけど・・・)
終盤まで相手の手札を見極めてから実行しても良いが、召喚数3~4ぐらいの時期に決めるのも強烈。
ドラフトでいつも拒否されてるアルゴスの悪魔も加われば更に輝く素敵なコンボ。
攻撃カードが少なく和気あいあいとした公式大会認可卓の雰囲気をぶち壊す悪魔の鑑。

アルゴスの心臓+季節の鏡or悪意のダイス+魔法の秘本
土マナを溜めて溜めて冬の季節にボーナス変転。
出来ればイオの財布も欲しい。
心臓2枚や財布2枚、冬の杖が揃ってカードを出さずに変転し続けられるなら滅茶苦茶稼げる。
悪意のダイスで起動し続けるならエストリアの竪琴があったほうが召喚数が安定する。

時の指輪+コロフの目盛盤+悪意のダイス
時間調整を好きに出来る組み合わせ。
早く進めたいなら時の指輪で稼ぎ、遅く進めたいなら悪意のダイスで稼ぐ。
悪意のダイスがあれば目が悪いダイスでも経過時間重視で取りにいける。
カード数が相手以下だったり時が進まなかったりのリスクはあるがコロフ+時の指輪はそこそこ稼げる。
 

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個別カード感想

SeasonsのBGAで実装されているカードに関するページ。運命の行方21種までの各カードの説明、個人的な感想を書いています。まだカード効果が把握できていない人向けな感じです。

ページ内リンク
魅ノ国
運命の行方
プロモーションカード



大気の護符(Amulet of Air)
[効果]
・召喚数+2
[感想]
実質召喚数+1なのでそこまで重要ではない。召喚数を圧迫しないので、あっても邪魔にはならないというのはドラフト中盤以降で選択する理由になりうる。



火の護符(Amulet of Fire)
[効果]
・山札から4枚引き、そのうち1枚を手札に加える
[感想]
4枚から選べるのは強い。



大地の護符 (Amulet of Earth)
[効果]
・+9点
[感想]
点数は高め。とりあえず出して少し点を稼ぐ感じのカード。



水の護符(Amulet of Water)
[効果]
・マナを4つ獲得し、このカードにのせる
[感想]
1年目の最初から全色のマナを集めるのにも。いつ出しても何かしらに使えて便利。普通に出して全部変転でも18点にはなる。



イシュターの天秤(Balance of Ishtar)
[効果]
・[起動]同じマナを3つ捨てて+9点
[感想]
どうでもいい、だいたいドラフトでも最後まで残ってる。泥棒フェアリーが出ているときは実質1マナを2点に変転していると考えて、使うかどうか判断しよう。



春の杖(Staff of Spring)
[効果]
・[永続]カードを召喚するたびに+3点
[感想]
当然ドロー系との相性は良い。ダイスのマナだけを当てにすると、1年目の土の季節ではなかなか出せない印象。ヤンの忘れられた壺と一緒に出すといい感じ。似たような効果に壮大の錫杖がある。それと比べると、春の杖の方が点数は高く安定しやすいが、ケアンやタイタスといった妨害を受けやすい。



時のブーツ(Temporal Boots)
[効果]
・季節マーカーを+3~-3ヶ月の間で移動させる
[感想]
ゲーム終了タイミングを操作できるのは非常に強力。常に相手が1枚は持っていると仮定して、3年目ギリギリまで粘るよりも、壮大の錫杖やラグノールのペンダントといった高得点カードはボーナスを使ってでも早くカードを出していったほうがいい。出しやすいカード1枚は持っておいて、ブーツを持っているのでは?と相手に警戒させるのも重要。



イオの財布(Purse of Io)
[効果]
・1マナ変転につき+1点
[感想]
組み合わせしだいではかなりの高得点を叩き出せる。とりあえず15個ぐらいは変転したい。マナに余裕がなくて変転出来ないようなときは当然ながら役に立たない。個人的に大好きなカード。



聖杯(Divine Chalice)
[効果]
・山札から4枚引き、そのうち1枚をノーコストで場に出す
[感想]
運ゲー、とはいえだいたいの場面で強い。聖杯からのドローカードは召喚数、マナが余ってるなら強い行動。特に聖杯から聖杯を出せばそれだけで高得点。



信心深きサイラス(Syllas the Faithful)
[効果]
・相手の場に出ているカードを生贄にさせる、どれを生贄にするかは各プレイヤーがそれぞれ選ぶ
[感想]
カード点数も高く、効果も強力。1年目にアムサグと組み合わせたりして相手の強カードを燃やそう。相手がこれを持っていることがわかっているなら、オラフや精霊の護符などカード点数が小さいものを生贄要員として先に出しておこう。



強欲のフィグリム(Figrim the Avaricious)
[効果]
・[永続]季節が変わるごとに1点奪う
[感想]
召喚コストが少し高いが効果もなかなか。1年目は相手の点数が0なこともよくあるので、ドラフト時に2年目に回すのもあり。2人戦ならこれ1枚で20点ほどになる。



女預言者ナリア(Naria the Prophetess)
[効果]
・プレイヤーの数だけ山札から引き、好きなものを好きな相手に1枚ずつ配る
[感想]
ドローは強いが、相手にとって都合のいいものを渡してしまうかもしれないのが悩ましい。BGA上ではまず相手へのカードを選択するので、自分と相手のカードを間違えないよう注意。



驚愕の箱(Wondrous Chest)
[効果]
・[永続]ラウンド終了時、リザーブにマナ4つ以上で+3点
[感想]
なんだこの箱!?(驚愕)
毎ターン3点を稼ぐ強カード。マナを4つ使う水晶球とは相性が悪い、アルゴスの心臓があるなら良いが。当然物乞いの角笛との相性も悪い。ルイスを使われやすいのに注意、驚愕の箱を使うならドラフトでルイスもとっておきたい。



物乞いの角笛(Beggar’s Horn)
[効果]
・[永続]ラウンド終了時、リザーブにマナ1つ以下でマナを1つ獲得
[感想]
マナを消費し続けるカードと組み合わせるとよい。変転主体でいくときも多少使える。リザーブにマナ2つで変転可能ならマナ1つを変転することを忘れないように。運命の手との組み合わせは強い。あまり強力なカードがないドラフトならこれを優先するのも十分あり。



悪意のダイス(Dice of Malice)
[効果]
・[起動]選んだ季節ダイス振り直しで+2点
[感想]
ノーコストで出せて効果も便利。フェアリーがいても実質1点差なので、ダイスが悪かったら振ってもいい。フェアリーがいなければ強カード。



破壊者ケアン(Kairn the Destroyer)
[効果]
・[起動]マナを1つ捨てて相手-4点
[感想]
1マナで4点減らすのは強力、フェアリーを出されない限りは強カード。フェアリーが出されているなら1マナ捨てる価値はほぼないのでこの起動効果は忘れよう。ドラフトでフェアリーをとってケアンが残っている時は、価値のないケアンを相手に押し付けるかそれともケアンを使って点数を減らしにいくかは未だに悩みます。



首長のアムサグ(Amsug Longneck)
[効果]
・全員、場に出ている魔法アイテムを1つ手札に戻す
[感想]
序盤であれば相手が最初に出したカードを戻させる攻撃カードとしても使える。最終ラウンドで自分の手番が最後なら、手札に戻させて相手-5点、カード点数も減らせるとなかなか。相手が持っているなら時のブーツ対策は早めにすること。



魔法の秘本(Bespelled Grimoire)
[効果]
・マナを2つ獲得する
・[永続]リザーブが10まで増える
[感想]
リザーブが10まで増えるのは意外と便利、カード点数も高めでとっておいて間違いはない。が、なくてもなんとかなる。
BGA更新でボーナス変転+1が重ねがけ出来るようになったため、大量変転する際の選択肢としてかなり重要度が上がった。



ラグフィールドの兜(Ragfield’s Helm)
[効果]
・[永続]ゲーム終了時、最も多くのカードを場に出しているなら+20点
[感想]
最後のオニス対策にもなる。こちらが頭蓋骨+呪われた書などでカードを減らす戦法を取るなら、相手にこれを渡さないこと。カード枚数1位が複数いる場合は発動しません、1人だけがトップである必要があります。



運命の手(Hand of Fortune)
[効果]
・[永続]カード召喚時、召喚コストから好きなマナ1つを減らせる(マナコスト0にはできない)
[感想]
召喚時に消費マナを減らす効果は強力、これとヤンの忘れられた壺や物乞いの角笛でマナ不足の心配はない。運命の手2枚出しても有効に使える場面は少ない気がする。



灰顔のルイス(Lewis Greyface)
[効果]
・対戦相手1人のリザーブにあるマナ全てをコピーして獲得する
[感想]
終盤ではあまりマナが残っていないことが多いので使うなら早めに。
溶岩の核が相手にある時は相手のリザーブに火マナが増えてからコピーする。



イオリスのルーン方体(Runic Cube of Eolis)
[効果]
・なし
[感想]
普通に出す場合でもノーコスト10点と考えればなかなか。クリスタル調整にも使えるが、聖杯や夢の薬でノーコスト召喚できたらラッキーみたいなカード。吸血の王冠で引いてしまうとリザーブ上のマナ選択がめんどくさいことになる。



力の薬(Potion of Power)
[効果]
・[起動]このカードを生贄にし、召喚数+2、山札から1枚引く
[感想]
召喚数にかなり余裕が出来る。1枚だけ引くのは少し不安、ドロー系としてはあまり期待しない方がいい。運命の手と合わせたドロー構成ならかなり便利。



夢の薬(Potion of Dreams)
[効果]
・[起動]このカードを生贄にし、リザーブ上のマナを全て捨てて、手札のカード1枚をノーコストで出す
[感想]
うまく使える時は少ない気がする。相手がクシディットのランプやルーン方体をとっているなら、これは渡さないこと。サイラスなどのリスクは高いが、1年目の最初に真っ先に出して発動する手もある、特に召喚コストが重い複数人戦での蛭やフィグリムとか。



知識の薬(Potion of Knowledge)
[効果]
・[起動]このカードを生贄にし、マナを5つ獲得する
[感想]
マナを生み出す効果は強力。



命の薬(Potion of Life)
[効果]
・[起動]このカードを生贄にし、リザーブの各マナを4点に変転する
[感想]
使い所が少ないし、効果も微妙、これもドラフトで最後まで残ってる気がする。うまく使おうとするなら、普通の変転とは違いあらゆるマナを4点にする、というところ。出さずにミミックで捨てるのも良い。



時の砂時計(Hourglass of Time)
[効果]
・[永続]季節が変わるたびマナを1つ獲得する
[感想]
効果は強力だが出しにくい。土の季節の時点でボーナス使って出す人をよく見る。



壮大の錫杖(Scepter of Greatness)
[効果]
・自分の場にでている魔法アイテムの数×3点獲得する
[感想]
1枚で一気に出せる点数としてはトップクラス。魔法アイテムの数次第だがカード点数合わせてこれ1枚で大体30~40点稼げる。



オラフの祝福の像(Olaf’s Blessed Statue)
[効果]
・+20点
[感想]
3マナで20点は点数が高い、戻して再利用でも良い。カード点数が0なので生贄要員としても。



ヤンの忘れられた花瓶(Yjang’s Forgotten Vase)
[効果]
・[永続]カードを召喚するたびにマナを1つ獲得する
[感想]
カードを出してマナを生み出せるのは強力。運命の手と組み合わせるとマナ不足の心配はない。運命の手との大きな違いはマナコスト0、1のカードに対しても効果がある点、その代わりにマナコストが大きいカードに対しては運命の手のほうが使いやすい。運命の手とヤンの忘れられた壺どちらを優先するかですが、基本的に壺を優先して取ったほうがいいです。以前は運命の手優先って書いてましたけど壺のほうが有用な場面が多いことに気づきました。



精霊のアミュレット(Elemental Amulet)
[効果]
・召喚コストとして払ったマナに応じて効果が増える
[水]マナを2つ獲得 or [土]+5点 or [火]山札から1枚引く or [風]召喚数+1
[感想]
いろいろ出来て便利。出しやすくカード点数も低いので、1年目のサイラス対策にも。召喚コストとして効果が発動するので、運命の手で3マナ払って全部発動したり、水晶球などでのノーコスト召喚で全部発動できる。



光の木(Tree of Light)
[効果]
・[起動]2つのうちどちらか選ぶ
3点払ってマナを1つ獲得する or マナを1つ捨て、このターン変転できるようになる
[感想]
カード点数が高く、効果も便利。イオの財布があるならマナを3点で作り、それを4点に変転して稼ぐことができる。マナを任意に作り出せる能力は貴重、でもマナを作りすぎると点数が伸びないことも。



アルカノ蛭(Arcano Leech)
[効果]
・[永続]相手がカードを召喚する時、アルカノ蛭の召喚者に1点払わなければならない
[感想]
序盤から出しやすく、かなりの点数を稼げる。2人戦なら30点ぐらい。フェアリーとは違い、蛭の効果の1点を払えないならカードを出すことができない。0点の時はカードを出すこと自体ができないので、春の杖があっても0点ならカードを出せない。



水晶球(Crystal Orb)
[効果]
・山札の1番上を見て、マナ4つ払って召喚するか、戻す
・3点払って山札の1番上を捨てる
[感想]
運ゲー。望遠鏡とのコンボが強いが、フェアリー出されてるとだいたい負ける。アルゴスの心臓や物乞いの角笛があるならフェアリーが出ててもなんとかなる時もある。



暴食の大鍋(Glutton Cauldron)
[効果]
・[起動]リザーブからマナ1つをこのカードの上にのせる
・[永続]カードにマナを7個のせた時、カード上のマナをリザーブに戻して+15点、このカードを生贄にする
[感想]
準備に時間が掛かるが、発動すればノーコスト15点、マナ出力調整とそこそこ使える、1年目にとりあえず出して生贄要員にも。フェアリー出されてる時は、こちらが0点でもないならこのカードの効果は忘れよう。3年目に引いてしまった場合も発動は諦めよう。



吸血の王冠(Vampiric Crown)
[効果]
・カードを1枚捨てるか引く、そのカードの点数分マナを獲得する
[感想]
0マナのカードを引く確率は約20%。それでもこの効果は魅力的、1年目の最初から引けば外れてもカバーしやすく、アムサグやサイラス対策になる。カードを捨てる効果も強力、大量変転を狙う時にも。博打で強いカード引けなきゃ勝てないって時以外なら、引くも捨てるも半々の割合で意識しておこう。



竜の頭蓋骨(Dragon Skull)
[効果]
・[起動]場にあるカード3枚を生贄にして+15点
[感想]
呪い書やラグノールのペンダントなどカード点数が低いものを使うなら。このカード自身も自身の起動で生贄にできる、まずしないでしょうが。いまいち使いにくいカードだが泥棒フェアリー+オニスorイオの手先コンボ対策ができたり、大量ドロー時にも召喚枠を確保出来るなど場合によっては役に立つ事もある。



アルゴスの悪魔(Demon of Argos)
[効果]
・対戦相手の召喚数-1、更に山札から1枚引かせる
[感想]
大体中~終盤に出されるカード、最終ラウンドで出せたら全員に手札ペナルティで-5点を与える。相手に何を渡すかわかっているか、召喚数ボーナスを強要出来る状況で使いたい。



深き眼差しのタイタス(Titus Deepgaze)
[効果]
・[永続]ラウンド終了時に1点奪う、奪えなければこのカードを生贄にする
[感想]
割りと簡単に出せ、出してしまえば無条件で毎ターン+2点と強い。とはいえあっさり死んでしまう時もあるので難しい。



大気の精霊(Air Elemental)
[効果]
・対戦相手のリザーブにあるマナを全て風マナに変える
[感想]
ドラフトでよく最後まで残ってる気がする。1年目の風の季節で出すとわりと効果的。



泥棒フェアリー(Thieving Fairies)
[効果]
・[永続]対戦相手が起動効果を使うたびに、使った相手から1点奪い、更に+1点獲得する
[感想]
非常に強力。大抵の起動効果中心の戦法に対してこれだけで勝てることも多い。正直バランス悪いと思う。蛭とは違いフェアリーに点数を払えなくても、点数を消費しないものは起動することが可能。点数を払ってから起動なため、例えば望遠鏡は3点以上ないと起動が出来ない。0点の時ならケアンや水晶球は撃っていい。



アルスの呪われた書(Cursed Treatise of Arus)
[効果]
・+10点、召喚数+1、マナを2つ獲得する
[感想]
1年目から高速にカードを展開していくのに有効。ただ1回使うだけなら実質マナ+1なので、戻して再利用か破壊したい。複数人戦なら序盤での蛭やフェアリーの召喚コストを生み出すのだけに使うのもあり。



使い魔の偶像(Idol of the Familiar)
[効果]
・+10点
・[起動]自分が場に出している使い魔の数×1点を獲得する
[感想]
フェアリーを出されなければなかなか強い、出されるとだいたい終わる。



壊死のクリス(Necrotic Kriss)
[効果]
・[起動]手札か場にある使い魔1枚を廃棄し、マナを4つ獲得する
[感想]
オニスや手先殺し、召喚数確保、手札廃棄、マナ生成と非常に万能なカード。起動回数もそれほど多くはならないので、フェアリーが出ていてもある程度対抗できる。



クシディットのランプ(Lantern of Xidit)
[効果]
・[永続]ゲーム終了時、リザーブにあるマナの数×3点獲得する
[感想]
点数は高いが少々出しにくい、これを2枚出せる状況でないなら強くはない。ドラフトでは優先しなくて良い。



ウルムの封印された箱(Sealed Chest of Urm)
[効果]
・[永続]ゲーム終了時、自分の場に使い魔がいないなら+20点
[感想]
クリスがいるなら使える。最後にオニスや手先を回されたり、ゲーム中に強い使い魔を引いちゃったりがあるので、クリスがいないとあまり安定しない。



季節の鏡(Mirror of the Seasons)
[効果]
・[起動]リザーブから同じ種類のマナを、払ったクリスタルの数だけ、他の同じ種類のマナに変換する
[感想]
出しやすく使いやすい。以前はノーコスト起動が出来てましたが必ず1個は変えなければならなくなりました。水のアミュレット上のマナに対しては使えません、リザーブではないので。
とか言ってたら更新でまた水のアミュレットに対して使えるようになってました。



ラグノールのペンダント(Pendant of Ragnor)
[効果]
・自分の場にある魔法アイテムの数×1つのマナを獲得する
[感想]
変転で大量得点のチャンス。召喚時のラグノール自体はマナ獲得の対象とならない。こいつを戻して再利用は運命の手や夢の薬がないならそこまで得点が増えない。魔法の秘本とは好相性。



夜影のシド(Sid Nightshade)
[効果]
・自分のクリスタル点数が1番高いなら5点奪う
[感想]
5点を奪うのは強力。うまく発動できるよう、なるべく最初の方から手札に持っていたい。春の杖や蛭が発動した後の点数で判定される。同着がいるとだめなので、例えば相手に蛭1枚あるなら3点差ついていないと発動しない。



オニスの忌まわしき魂(Damned Soul of Onys)
[効果]
・+10点、水マナを1つ獲得する
・[起動]水マナを1つ捨て、次の人にこのカードを渡す
・[永続]ラウンド終了時-3点
[感想]
最終ターンに出して押し付けるか、フェアリーと組み合わせて起動させ続けるか、生贄にするかしよう。なるべくならドラフト時には自分で確保していたい。


↑基本セット↑

↓魅ノ国↓



アルゴスの心臓(Heart of Argos)
[効果]
・[永続]自分が起動カードを使った時、土マナを獲得してこのカードに載せ、ラウンド終了時にリザーブに戻す
[感想]
毎ターン起動効果を打てるようなら非常に強い。これを組み合わせた起動効果ならフェアリーに対抗しやすい。



豊穣の角(Horn of Plenty)
[効果]
・[永続]ラウンド終了時にマナを1つ捨てる、捨てたマナが土だったら+5点
[感想]
使いづらいがうまくできれば強力。何らかのカードと組み合わせて使うことになるだろう。



妖精の石碑(Fairy Monolith)
[効果]
・[永続]ラウンド終了時にこのカードの上にリザーブからマナを1つ載せてもよい
・[起動]このカード上にあるマナを戻したいだけ選んでリザーブに戻す
[感想]
このカード上には何個でもマナを置ける。変転中心の戦法なら結構使える。物乞いとの組み合わせもいい感じ。



セレニアの古写本(Selenia’s Codex)
[効果]
・召喚時にマナが必要な魔法アイテム1枚(セレニアの古写本以外)を手札に戻す
[感想]
アムサグとは違い、何も戻さない選択も出来る(BGAでは)。使いやすく便利。



イシュターの巻物(Scroll of Ishtar)
[効果]
・好きなマナを選び、そのマナが召喚コストの魔法アイテムカードが出るまで山札から引き選んだマナのカードを手札に加える
選ばれた1枚目が気に入らなければ、もう1回同じマナを召喚コストに持つ魔法アイテムカードが出るまで引いて手札に加える
[感想]
引けるのは魔法アイテムだけです、注意。結構良い(狙った)カードを引き当てやすい。マナを生み出すカードが欲しいなら水マナを、ドロー系カードが欲しいなら火マナを選択しよう。風マナも迷ったら結構いい感じ。土マナはどうでもいいカードが多いので、よほどピンポイントで欲しいカードがない限り選択しないほうが良い。
イシュターの巻物についてちょっと書きました。



メソディーのランタン(Mesodae’s Lantern)
[効果]
・[永続]リザーブ1減少、ラウンド終了時に+3点
[感想]
カード単体で生み出す点数がとても高い。1年目にボーナス使ってでも出したいが、アムサグかサイラス対策はすること。



イオリスの像(Statue of Eolis)
[効果]
・[永続]リザーブ1減少、季節が変わるたびに以下のどちらかを選ぶ
マナを1つ獲得する or 山札の1番上のカードを見る、更に+2点
[感想]
1年目の火の季節で出しやすく効果もよい。リザーブ1減少はラグノールやクリスなどマナを生み出す効果で無駄が出やすくなる。マナにかなり困っているのでなければ、山札を見る効果を選択しておくこと。無駄なドローは省いて、マナを得られるダイスをうまく選択したい。



使い魔捕え(Familiar Catcher)
[効果]
・山札から使い魔を引くまでドローする、出た使い魔を手札に加える
1回目の使い魔が気に入らないなら、もう1回だけ使い魔が出るまでドローして、出た使い魔を手札に加える
[感想]
使い魔だけ選べるので、フェアリーや蛭を引き当てやすい。そのためドロー系としてなかなか強力なカード。使い魔が出るまでの魔法アイテムを全て捨てるので、復活の薬+盾ループを潰しやすい。何が捨てられたかをログで確認しておこう。いいのがあれば復活の薬などで拾おう。



イオの変転器(Io’s Transmuter)
[効果]
・[永続]季節のダイスで点数を得たラウンドでは変転できるようになる・この効果発動時に変転した場合、ラウンド終了時に+2点
[感想]
これ単体では使いにくい、召喚数やマナに余裕がでた時に得点を少し伸ばしてくれるぐらい。物乞いの角笛や悪意のダイスとは好相性。



再生の玉座(Throne of Renewal)
[効果]
・手札を1枚捨てて山札から1枚引き、ボーナス使用回数を1つ戻す
[感想]
カードを捨てないと山札からのドローとボーナス回復効果は発動しない。手札を1枚変えるのも便利。ボーナスペナルティは使うごとに-5、-7、-8点なので、ボーナスを2~3回使うほうが少しお得。このカードを確保するとボーナスを精神的に使いやすくなる。



復活の薬(Potion of Resurrection)
[効果]
・[起動]このカードを生贄にし、捨て札から5枚見て、1枚手札に加える
[感想]
組み合わせ次第、とりあえず持ってて損はない。復活の薬1枚とジラの盾2枚で毎ターン+10点のループコンボができる。復活の薬2枚あれば無限ループができる。



古代の宝石(Jewel of the Ancients)
[効果]
・[起動]同じマナ3つをこのカードの上にのせる
・[永続]3回のせたらゲーム終了時+35点、そうでないなら-10点
[感想]
発動時の点数は高いが支払うマナも多い。アルゴスの心臓があるなら割と簡単に発動できる。



ジラの盾(Shield of Zira)
[効果]
・カードを捨てる、生贄にする時に身代わりとして生贄にすることが出来る、そうした場合+10点
[感想]
薬系やクリスと合わせると良い。ミミックや竜の頭蓋骨でただ生贄にするだけはすこしもったいない。



信念のダイス(Steadfast Die)
[効果]
・[永続]季節のダイスのかわりに、以下の効果どれかを選ぶことができる
マナを1つ獲得する or 召喚数+1 or 変転できるようになる
[感想]
有効に使える場面は少ないが、カード点数が高め。この効果が役に立つのはだいたい終盤なので、3年目に回しても大丈夫。



時のアミュレット(Amulet of Time)
[効果]
・マナを2つ獲得し、手札を好きな枚数捨て、捨てた枚数分山札から引く
[感想]
実質ノーコストで出せるため便利、効果もよい。水マナ2つを好きな色に変えられるので、アムサグとサイラス対策しつつ序盤にメソディーを出すときにも使えなくもない。



不思議な望遠鏡(Arcane Telescope)
[効果]
・[起動]2点払って、山札から3枚引き、順番を好きに並び替えて戻す
[感想]
ドロー系と組み合わさると凶悪。ノーコストで出せるのでとりあえずとっておいて良い。



アルゴスの鷹(Argos Hawk)
[効果]
・+10点、召喚数+1
・[起動]このカードを生贄にし、相手の召喚数-1、相手に+6点
[感想]
出しやすく効果もまあまあ。起動効果は2枚まとめて使ったりアルゴスの悪魔と組み合わせてボーナスを使わせられるなら狙ってみよう。自分の召喚数が足りない時も使ったりする。



強奪者のカラス(Raven the Usurper)
[効果]
・相手の場にある魔法アイテム1つを選び、選んだカードの召喚コストを払って能力をコピーする
[感想]
こちらに驚愕の箱や運命の手といった強カードがなくても、相手と互角に戦える可能性がある。魔法アイテムの能力を持てるが、扱いは使い魔のまま。セレニアで戻すことはできない。コピーはカラスの発動能力として支払うので、無料召喚や運命の手は効かない。コピー先がなくなるとこのカードも生贄になるが、ジラの盾を身代わりにできる。そうした場合は能力なしのただの使い魔になる。BGAに実装当初はこのカード絡みのバグが非常に多かった。



アルゴスの監視者(Warden of Argos)
[効果]
・以下のどちらかを選ぶ
全員マナを4つ捨てる or 全員手札を1枚捨てる
[感想]
手札を捨てさせる場合は1年目や3年目の最後など、相手の手札が少ない時が効果的。これを一気に2枚出して2枚捨てさせるときは、自分も必ず何か1枚は捨てることに注意。例えば1年目に、知識の薬からこれ2枚出そうとすると、2枚目の監視者を1枚目の効果で捨てることになってしまう。目に見える点数は稼がないが、相手をどれだけ邪魔できるかで価値が決まる。



ハシリドコロのネズミ(Ratty Nightshade)
[効果]
・相手全員からそれぞれ好きなマナ2つを奪う
[感想]
出しやすく効果も強い。相手を妨害したり、変転で稼ぐ時にも使える。1年目で、相手が春の杖を出したがってるようだったら土マナを奪う、驚愕の箱を1ラウンド止める、メソディーが出そうならとにかくマナを奪う、といった妨害がいい感じ。


↑魅ノ国↑

↓運命の行方↓


card73
竜の魂(Dragonsoul)
[効果]
・[起動]1点払い、竜の魂以外の一度使った起動効果1枚を再び使えるようにする
[解説]
召喚コストは0、竜の魂をコピーしたカラスに使うこともできない。悪意のダイスに対しては使えないと思われるが、現在BGAでは使った悪意のダイスに対しては使用でき、更にその後ダイスを振りなおして点数を稼ぐことができるバグがある。
起動効果を2連続で使いたい場面は少ない。マナを消費する起動効果(水晶球やケアン)に使う状況はそうたくさんはない、物乞いがあれば別ですが。使い魔の偶像で更に点を稼ぐか、妖精の石碑にマナたくさん乗っけて2回に分けて取り出す、3年目に暴食の大鍋高速チャージぐらい。冬の杖やクリスを連続で使って手札減らしにも。


card74
溶岩の核(Magma Core)
[効果]
・[永続]相手がカードを召喚するたびに火マナ1つを獲得する
・[起動]このカードを生贄にし、火マナ3つを獲得する
[解説]
夢の薬や水晶球といった能力により場に出されたカードでは発動しない。
魔法の秘本&水晶球、古代の宝石と揃えられたらいい感じ。最後には火マナ3つにできるから無駄になることはない。
カラスで溶岩の核と時の指輪をコピーできなかったバグは修正されて、現在はコピーできるようになりました。


card75
運命の悪戯(Twist of Fate)
[効果]
・ドラフトで9枚選んだ後、手札にある運命の悪戯1枚を捨てて山札から2枚引き、1枚を手札に、もう1枚を捨てる
[解説]
ドラフトでのみ効果を発揮するカード。トーナメントが始まる前にはこのカードを山札から取り除くこと、というリアルでやるとすごくめんどくさい処理がある。このカードを引いたら捨ててもう1回同じことをする、としても大丈夫です。BGAでプレイする分には関係ないでしょうが。
ドラフトでの順位は高くもないが低くもない、ドロー系と同じ優先度です。山札から2枚見て選べるのは割りといいと思います。運命の悪戯で手に入れたカードはドラフト1枚目と同様、相手に知られないというのもポイント。



古代の薬(Potion of the Ancients)
効果:
[起動]
・このカードを生贄にして、次の効果から違うのを2つ選ぶ
マナを4つ獲得する or山札から2枚引き、1枚手札に加える or召喚数+2 or リザーブにある各マナを4点に変転する
[感想]いろいろできて便利。ドローとマナ獲得を主に選択することになるだろう、たまに召喚数も。これを復活の薬で使いまわす人をよく見るが、運命の手や壺がなければそこまで有効ではない、あるなら強力ですが。


card77
イシールの泉(Ethiel’s Fountain)
[効果]
・[永続]ラウンド終了時、手札が0なら+3点
[解説]
これをうまく使おうとするなら、ドラフトの時点で出しやすいカードを集めよう。それでもうまくいくかどうかは運次第。驚愕の箱と組み合わせてマナを貯めつつ引いたカードをすぐ出せるようにしておけば使いやすい。特に使えるようなカード構成じゃなければこの効果は忘れた方がいい、3年目の終盤だけ発動させるようにするのが無難。


card78
コロフの目盛盤(Dial of Colof)
[効果]
・召喚数+2
・[永続]ラウンド終了時、場に出てるカードの数がいずれかの対戦相手より多ければ、選ばれなかった季節ダイスを振りなおしてよい
[解説]
場に出てるカード枚数が最下位でなければ、残ったダイスを振り直せる。ゲームの進行を早くしたいか遅くしたいとき、進む月が1か3だったら振り直すぐらいか。あとは最終ラウンド近くで運次第ではあるが時のブーツみたいな感じで使える。
召喚数+2、カード点数も高めと割りと有用な部類だが振り直しの効果はおまけ程度、2人戦だとそもそも発動条件が厳しい。


card79
永遠の杯(Chalice of Eternity)
[効果]
・[永続]ラウンド終了時、リザーブからマナを1つこのカードにのせてよい
・[起動]永遠の杯上のマナ4つをすて、山札から4枚引きそのうち1枚をコスト無しで場に出し、残りは捨てる
[解説]
何回でも使える聖杯、運ゲー再び。4マナ払って永遠の杯を出し、更に4マナ払って無料召喚っていうのはどうなんでしょうね。永遠の杯自体も召喚コストに対してカード点数は高くないので、マナが余る構成じゃないときつい。まあそれでも強めなカード。


card80
冬の杖(Staff of Winter)
[効果]
・[永続]冬の季節の間(水の季節)、あなたのリザーブにあるマナは土マナとしても扱える
・[起動]手札から魔法アイテムを1つ捨て、マナを3つ獲得する
[解説]
相当使えます。魔法アイテムをマナに変える効果は、クリスと違って手札のみが対象です。なのでクリスほど強力ではないですが、それでも便利です。効果中のリザーブのマナは、土マナとして「も」扱うことができます。変転すると3点ですよ3点。
なんかボツになったカードの効果を組み合わせましたみたいな印象を受ける。



墓場の護符(Sepulchral Amulet)
[効果]
・捨て札から3枚見て、1枚を手札、1枚を山札の上に置く
[感想]
点数がある復活の薬のような感覚で使える。聖杯の効果でこれを出すと、聖杯で選ばなかった3枚が捨て札にいくので、候補はその選ばなかった3枚となる。吸血の王冠とも組み合わせやすい。


card82
イオリスの複製装置(Eolis’s Replicator)
[効果]
・[起動]水マナを1つ捨て、複製を場に出す
[解説]
水マナを7点に変える装置。他のカードとは趣が違い、かなり機械的なデザインが印象的です。複製に関しては特殊でルールが多めです
・召喚数がないと複製は場に出せない
・複製は1枚7点の魔法アイテム
・複製は無料召喚なので春の杖や蛭といった効果は受けない
・複製はイオリスの複製器、またはカラスによるそのコピー以外で場に出されることはない
・複製は山札、手札には存在しない、アムサグなどの効果を受けることはできるが手札には戻さずゲームから除外する
・複製は全体で10枚しかなく、複製がなくなったらイオリスの複製装置を起動することはできない

水マナ1つで点数7点とフェアリーがいなければそこそこ強力なカード、召喚数が余らないとどうしようもないですが。複製は魔法アイテムなので、壮大の錫杖との相性はかなりよい。ラグフィールドや竜の頭蓋骨とも組み合わせやすい。複製は手札に戻らず除外されるため、最後のアムサグ+ブーツを喰らった時に複製を戻すことで手札ペナルティを回避できる。ただカード点数で-7点なので、0点カードがあるならそちらを戻したほうがよい。
・・・ルール上はそうなんですが、BGAでは普通に手札に戻せますし戻した複製を召喚できます。

card94
複製(Replica)
[効果]なし
[解説]1つ↑のイオリスの複製装置を見てください



エストリアの竪琴(Estorian Harp)
[効果]
・[起動]同じマナ2つを捨てて、+3点、召喚数+1
[感想]
カード点数が高い、効果も便利。


card84
時の指輪(Chrono-Ring)
[効果]
・[永続]1ラウンドで季節マーカーが3つ以上進んだ時、4点か1マナのどちらかを獲得する
[解説]
召喚コストは水マナ1つ、土マナ1つに加え 2人戦2点 3人戦1点 4人戦0点を払う。人数が多いほど召喚コストが減るのが特徴、ほとんど変わらないですけど。召喚コストに対してカード点数は高く、効果も便利、まあ3ヶ月進むのはそんなにないでしょうが。特に4点は高い。2回発動するだけで2マナで合計20点と高得点、相手が持っているならできるだけ発動させないように。時を戻したときは発動しない。



アルスのミミック(Arus’s Mimicry)
[効果]
・手札か場のカード1枚を生贄にして+12点
[感想]
1枚だけ廃棄と使いやすく、カード自体と効果どちらも点数が高い。


card86
ヒトクイカズラ(Carnivora Strombosea)
[効果]
・[永続]ラウンド終了時、リザーブにマナが無ければ山札の一番上のカードを見て、次のいずれかをおこなう
見たカードを山札の一番上に戻す or 見たカードを手札に加え、召喚数を1つ減らす
[解説]
召喚数が場に出ているカードより小さくなる時はドローできません。でもBGAだと召喚数に関係なくドローできてしまうバグがあるので注意しましょう。ドローできるときは自分のマナがないときだけ、更に召喚数は減ると普通に使うとかなり使いづらい。運命の手やクリス、冬の杖が無いと1ドローもしない時もしばしば。


card87
ウルムの魂の牢獄(Urmian Psychic Cage)
[効果]
・このカードに罠トークンを置く
・[永続]罠トークンがあるとき、自分を含む誰かがカードを召喚か、場に出したときそのプレイヤーは次のいずれかを必ず選び、このカードから罠トークンを取り除く
出したカードの効果を発揮せず捨てる or 場に出ている他のカードを生贄にする
[解説]
召喚コストは2点、カード点数は高めで出しやすい。どのような方法で場にカードを出しても、この効果は発動する。主な使い目は1年目、相手が1枚目のカードを出す前に罠を置くことが重要。2年目以降に出すなら、相手が不要なカードを生贄にする事もあるので自分で廃棄カードとして使ったほうが良い。召喚コストを払い、春の杖や蛭の効果が出てから発動するので要らないカードを出して即捨てるにしても何かを払わなくてはならない。罠トークンを使った後にアムサグなどで戻してもう1回召喚すると罠トークンも復活する、急いで出すカードが無いなら、1年目に罠とアムサグで妨害に徹するのも強い。


card88
ラグフィールドの従者(Servant of Ragfield)
[効果]
・10点以上持つ全てのプレイヤーは、山札からカードを1枚引いて手札に加えるか捨てる、そして召喚数+1
[解説]
カード文からはどちらとも取れるのですが、召喚数+1の効果は捨てた時限定なのかそれともどちらを選んでも召喚数+1なのかがわかりません。現在BGAではどちらを選んでも召喚数は増える模様。10点以上ってことでどう見ても呪い書と組み合わせてくださいと言わんばかりの条件。カード点数も高め。自分も相手も10点以上持っている場合は相手から先にドローするのに注意・・・だったんですがいつの間にか自分が先に引くように変わったようです、注意。



アルゴスの絡みつく雑草(Argosian Tangleweed)
[効果]
・相手の使い魔1体を指定する
・[永続]指定した使い魔の効果を封じる
[感想]
カード点数が高く、効果も強力。なるべくドラフトでも優先的にとっておきたい。以前BGAでは雑草で雑草を封じることができないバグがありましたが、直されたようで雑草で雑草を封じられるようになりました。


card90
イオの手先(Io’s Minion)
[効果]
・風マナを1つ獲得し、召喚数+1
・[永続]クリスタル点数が増えなくなる
・[起動]風マナを1つ捨て、次のプレイヤーに回す
[解説]
オニスと同じようなお邪魔カード、これが場に出ている限りはどのような手段でもクリスタル点数は増えなくなります。最後に相手に回してラグフィールドやウルム、古代の宝石による加点を防ぎます。点数は増えないだけで普通に減ります、防御には使えません。このカードとフィグリムなど相手から点数を奪うカードを一緒に使うと、相手は奪われて点数が減りますがこちらの点数は増えない、となります。古代の宝石とか使いそうならドラフトでなんとしても確保してそのまま手札に持っとくほうがいいです。こちらが毎ラウンド点数増やす系を持っていなければ、オニスより安全に相手の驚愕の箱を邪魔できる。竜の頭蓋骨やミミックでは生贄→点数獲得という順番なので、イオの手先を生贄にすれば点数は増えます。以前はBGAの設定ミスで得点が増えない時がありましたが直ったようです。


card91
神託者オトゥス(Otus the Oracle)
[効果]
・プレイヤー人数と同数を山札から引き、見える場所に置く
・各プレイヤーは自分の1ターンにつき1枚、置かれたカードの召喚コストを払って自分の場に召喚することができる
・神託者オトゥスが場を離れた時、この効果により置かれてまだ召喚されていないカードはゲームから除外される
[解説]
みんなが選べるナリアみたいな。自分が出しても良いカードを出すマナがなかったら相手に出される危険も。置かれたカードは召喚するので、運命の手や春の杖、壺といった影響を受ける。夢の薬は手札のみが対象なのでオトゥスのカードには使えません。オトゥス出して1枚召喚、クリスでオトゥスを殺して場のカードをなくし相手が召喚できなくするということもできます。その時召喚されなかったカードは除外なので捨て札にならないのは注意。2人戦では、基本的に自分が後手のラウンドで出しましょう。後手で出して1枚召喚→次のラウンドは自分が先手でもう1枚召喚、とすることができ少し安全に使えます。
現在はオトゥスを生贄にしても、オトゥスで出されたカードは除外されず普通に召喚することができるバグがあります。


card92
狡猾なハシリドコロ(Crafty Nightshade)
[効果]
・山札から2枚引き手札に加え、相手の中で場に出ているカードが最も少ないプレイヤーに自分の手札を1枚渡す
[解説]
山札から2枚ドロー、相手に自分のいらないカード1枚を押し付けることができる。当然かなり使える。生贄要員にも使いやすい。


card93
消し去るものイグラマル(Igramul the Banisher)
[効果]
・1つカード名を指定する:相手は手札を公開し、指定されたカードがあった場合はそれをすべて捨てる、カードが捨てられた場合その捨てられたカードの召喚コストのマナを獲得する
[解説]
召喚コスト3点、獲得できるマナは2枚捨てさせた場合でも1枚分です。ドラフトで最初の1枚目にとれた時は、相手に春の杖や壮大の錫杖、ラグノールのペンダントなど出す時期が予測しやすいカードを取らせるといいです。3年目に出すカードの場合は、3年目開始時に自分が先手を取れるように季節移動を調整して、相手に出す暇を与えず発動させましょう。3年目にとりあえずだして時のブーツの有無を確認するのにも使える。絶対外したく無ければアムサグで戻させたカード、ナリアで渡したカードでも。これ2枚とれたら1枚目で手札見て2枚目で狙い撃ちも可能。

ちなみにこのカード、2013年9月にSeasons: Path of Destiny contestってのが行われてこの画像のカードにどのような効果、コスト、点数がいいか公募されてできたものだそうです。コンテストの最終選考に残った6案をここで見ることができます。
他にどのような案があったか紹介すると
[案1](これはよく意味がわからない、呪い系)
・相手が季節ダイスを振るとき、あなたのダイスを最初に選ぶ(相手が自分のダイスを選ぶ?)
・その相手にこのカードを渡す
[案2]
・これが採用、消し去るものイグラマル
[案3]
・対戦相手全員は場のカードを1枚生贄にする、自分は生贄にされたカードから1枚選び手札に加える
[案4]
・ラウンド終了時、自分が最もクリスタル点数を持っていれば-3点、そうでなければマナを1つ獲得する
[案5]
・このカードを出した時、相手のボーナス使用回数を1回進める
・[起動]相手のボーナス使用回数を1回戻し、自分はマナを2つ獲得する
[案6](お邪魔系)
・召喚コストが自分の召喚ゲージ数と同じ点数になる。相手がカードを1枚ドローした時、相手の場にこのカードを移動させ、このカードを相手の手札に戻させる(ちなみにこれはSpeedwall the Escapedというプロモーションカードとして一部採用されている)

↑運命の行方↑

↓プロモーションカード↓

細かくいえばイグラマルもプロモーションカードなんですがBGAには運命の行方と一緒に実装されてるのでイグラマルは運命の行方に分類してます。

逃走するスピードウォール Speedwall the Escaped(画像リンク)
名声点7、召喚コスト(召喚者の召喚ゲージ数*1)点
[効果]
・[起動]相手がパワーカードを1枚引く時、あなたが代わりにその1枚を受け取り、このSpeedwall the Escapedをその相手の手札に移動させる
[解説]
起動効果で、発動条件が相手がパワーカードを1枚引く時っていう条件には注意。BGAでは相手がカード引く時になったら起動しますかって聞いてくれる。召喚コスト何点までなら使おうと思えるか、けっこう面白いカード。1年目の最初に低コストでだせるのでサイラス対策としても使える。

ラグフィールドのオーブ Orb of Ragfield(リンク)
名声点-5
召喚コスト 水1、土1、火1、風1
[効果]
・[召喚時]クリスタル+20点
・[永続]自分の手札で名声点が12点未満のカードは、召喚コストがクリスタル5点に置き換わる。
[解説]
いろいろ滅茶苦茶にできるカード、強いです。ただ召喚時の5点はそんなに安くないし、余りがちなマナをどうにかしないとそこまで点が伸びない。壺や運命の手とかとは違い、ある程度カードの組み合わせがないと色々出してるのにクリスタルは全然ってパターンありますあります。

水晶タイタン Crystal Titan(リンク)
名声点9、召喚コスト 2人:火1、3人:火1+3点、4人:火1+8点
[効果]
・[永続]カードを1枚生贄にする時、Crystal Titanの所持者に3点を払わなければならない
・[起動]このカードを生贄にし、自分の手札を全て捨て、更に所持クリスタル点数を0にする。そして、相手の場に出ているカード1枚を選んで生贄にする
[解説]
アルカノ蛭と同じように点数が払えないと他のプレイヤーは生贄にすることができない。0点の時はサイラスすら無効化出来る。起動効果はクリスタル点数がほぼない1年目で特に有効、相手がボーナスを使って出したメソディーや砂時計を生け贄にできれば美味しい。起動させなくても召喚コストに対して得られる点数はかなり高い。3点を奪うので2人戦なら6点差がつく、そのためクリスにも対抗しやすい。頭蓋骨を使うと合計9点払い18点差ついてしまう。対戦相手が何人であろうと、起動効果で生贄に選べるカードはその内1人の1枚だけです。

 

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